平成23年第5回12月定例会
平成23年第5回
丸亀市議会12
月定例会継続会会議録 平成23年12月21日(水) 午前10時 ───────────────
出席議員 27名 1番 横 田 隼 人 君
│ 15番 尾 崎 淳 一 郎 君 2番 松 永 恭 二 君
│ 16番 松 浦 正 武 君 3番 多 田 光 廣 君
│ 17番 横 川 重 行 君 4番 福 部 正 人 君
│ 18番 小 野 健 一 君 5番 内 田 俊 英 君
│ 19番 高 木 新 仁 君 6番 藤 田 伸 二 君
│ 20番 長 友 安 広 君 7番 加 藤 正 員 君
│ 21番 三 谷 節 三 君 8番 山 本 直 久 君
│ 22番 高 木 康 光 君 9番 小 橋 清 信 君
│ 23番 岡 田 健 悟 君 10番 浜 西 和 夫 君
│ 24番 国 方 功 夫 君 11番 吉 本 一 幸 君
│ 25番 片 山 圭 之 君 12番 大 前 誠 治 君
│ 26番 三 木 ま り 君 13番 三 宅 真 弓 君
│ 27番 倉 本 清 一 君 14番 中 谷 真 裕 美 君
│ ─────────────── 欠席議員 なし ─────────────── 説明のため出席した者市長 新 井 哲 二 君
│ 産業文化部長 山 田 哲 也 君副市長 宮 川 明 広 君
│ 競艇事業部長 山 岡 義 國 君教育長 岩 根 新太郎 君
│ 会計管理者 前 田 博 司 君
総務部長 徳 田 善 紀 君
│ 上下水道部長 増 田 康 信 君
企画財政部長 大 林 諭 君
│ 消防長 苗 田 正 君
健康福祉部長 宮 崎 弘 俊 君
│ 教育部長 宮 武 正 治 君
生活環境部長 笠 井 建 一 君
│ 秘書広報課長 大 西 眞 君
都市整備部長 松 浦 潔 君
│ 財政課長 横 田 拓 也 君 ───────────────
事務局職員出席者事務局長 山 本 一 清 君
│ 主査 二 宮 卓 也 君次長 佐 藤 守 君
│ 主任 江 渕 貴 彦 君議事・
調査担当長 渡 辺 研 介 君 │ ───────────────
議事日程第1
会議録署名議員の指名第
2 議案第78号から議案第91号まで
議案第78
号 平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)
議案第79
号 平成23年度丸亀市
駐車場特別会計補正予算(第1号)
議案第80
号 丸亀市
個人情報保護条例の一部改正について
議案第81
号 丸亀市
隣保館条例の一部改正について
議案第82
号 丸亀市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第83
号 指定管理者の指定について(
広島デイサービスセンター)
議案第84
号 指定管理者の指定について(丸亀市綾歌健康づくりふれあい
センター)
議案第85
号 指定管理者の指定について(大手町第一駐車場ほか6施設)
議案第86
号 指定管理者の指定について(
丸亀駅西自転車駐車場ほか4施設)
議案第87号 新たに生じた土地の確認について(丸亀市昭和町
地先公有水面埋立地)
議案第88号 町の区域への編入について(丸亀市昭和町)
議案第89号 字の区域の変更について(丸亀市飯山町
東小川字下川井及び字五反地)
議案第90号 中
讃広域行政事務組合規約の一部変更について
議案第91号
市道路線認定及び変更について(岸ノ上東西7号線及び柞原町
上所大林下線)第3 諸般の報告第
4 議案第92
号 丸亀市市税条例の一部改正について第5
議員派遣第4号
議員派遣について第6
意見書案第7号
障害者総合福祉法(仮称)に
福祉部会の提言を盛り込むことを求める意見書第7
議会改革特別委員会の
中間報告 ─────────────── 本日の会議に付した事件日程第1
会議録署名議員の指名日程第
2 議案第78号から議案第91号まで日程第3 諸般の
報告日程第
4 議案第92号日程第5
議員派遣第4号日程第6
意見書案第7号日程第7
議会改革特別委員会の
中間報告 ─────────────── 会 議 〔午前10時00分 開議〕
○議長(
横田隼人君) おはようございます。 ただいまから平成23年第5回
丸亀市議会12
月定例会継続会を開会いたします。 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 本日の会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
横田隼人君) 日程第1、
会議録署名議員を指名いたします。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、21番三谷節三君、22番
高木康光君を指名いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第
2 議案第78号から議案第91号まで
○議長(
横田隼人君) 日程第2、議案第78号から議案第91号までを一括議題といたします。 一括上程各案につきましては、去る12月2日の本会議において所管の各
常任委員会に付託いたしましたが、既に関係各委員長から
付託議案審査の終了した旨報告が参っておりますので、この際各
常任委員長から
委員会審査の結果を御報告願います。 報告は、
教育民生委員会、
都市経済委員会、
生活環境委員会、
総務委員会の順でお願いいたします。 6番
教育民生委員長 藤田伸二君。 〔6番(
藤田伸二君)登壇〕
◆6番(
藤田伸二君) おはようございます。 ただいまから
教育民生委員会における
議案審査の経過並びに結果について御報告いたします。 去る11月30日及び12月2日の本会議において当委員会に付託されました議案は、議案第78号外3議案及び陳情2件であります。審査は、12月9日午前9時から
全員協議会室において、
健康福祉部、
教育委員会の順で行われ、いずれも原案のとおり承認しましたことを、まず申し上げておきます。 以下、審査の経過並びに結果について御報告いたします。 最初に、
健康福祉部に関する4議案について審査いたしました。理事者から説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 介護サービス事業所に対する
航路費補助金の
支給対象者及び支給方法について。 1. 高齢者地域支え合い
活動拠点整備事業の内容及び実施状況について。地元からどの程度の実施希望があり、何カ所で実施する予定か。 1
. 災害弔慰金が増額補正されているが、
支給対象者は何人いるのか。 1
. 広島デイサービスセンター及び綾歌健康づくりふれあい
センターにおける
指定管理者選定の経緯及び方法について。 1. 本市の場合、
指定管理期間が3年というケースがほとんどだが、期間設定の根拠について。 1
. 指定管理のための
債務負担行為補正の
予算議案と同時に
指定管理者選定の議案が出てきているが、本来ならば予算を議決してから選定という手順になるのではないのか。 以上であります。 また、
指定管理の
指定期間を長期間に設定したほうが
指定管理者にとって雇用の確保や人材育成の面などから計画を立てやすいことから、期間の延長について検討していただきたいとの要望がありました。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、
健康福祉部に関係する4議案については原案のとおり承認いたしました。 次に、陳情第2号「
障害者差別禁止条例の制定を求める陳情」について審査しました。理事者から
理事者見解の説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 障害者施策に対する本市の基本的な考え方について。 1. 本市と同規模の自治体で条例を制定しているところはあるのか。 1
. 理事者見解では今後県の動向を見ながら条例に関する調査研究をしていくということだが、これまで県と協議したことはあるのか。 以上であります。 続いて、討論に入りました。 1委員より、陳情者の意思は十分理解できるものがある。また、
理事者見解も国のほうでも
障害者差別禁止に係る法律制定に向けた動きがある中、本市としてもその動向を見ながら調査研究していくということであるので、
趣旨採択にしたいとの意見がありました。 また、別の委員より、理事者において県などに対して積極的に働きかけていただきたいとの要望を付して
趣旨採択にしたいとの意見がありました。 したがって、委員会に諮った結果、全員一致で本陳情については
趣旨採択とすることに決定しました。 続いて、陳情第3号「
土居保育所の
統廃合計画の中止を求める陳情」について審査しました。理事者から
理事者見解の説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 土居保育所と
平山保育所という場所的に近いところに2つの
公立保育所がつくられたことにはそれなりの事情があったからと思われるが、両
保育所設立の経緯について。 1
. 理事者見解では今後とも保護者の理解が得られるよう努めていくとあるが、それはあくまで統合前提での理解を意味するのか。 1
. 保護者会の統合への反対理由や意見をどのように受けとめているのか。統合の可否は民意をもとに判断することが適切だと言えるのではないか。 1
. 土居保育所は統合の対象となる児童数70名以下という基準に該当しないが、その点をどのように考えているのか。当初の市の
民営化等方針に反するものではないのか。 1
. 統合の基準に該当しないということは、
土居保育所を単独で残すということにはならないのか。なぜ、
平山保育所との統合にこだわるのか。 1
. 理事者見解では、多くの保護者が入れかわり、これまでのいきさつを知っている人は少なくなっているとあるが、何を根拠にそう言うのか。いきさつを知らない人が陳情を出してきたとの認識か。 以上であります。 続いて、討論に入りました。 2委員より、
土居保育所の統廃合は市民の合意を得るべきであり、
理事者見解には納得できず、本陳情については採択すべきであるとの意見がありました。 また、2委員より、本市全体の保育を考えた場合、統廃合や民営化しなければ新たな
保育サービスを提供することはできないが、
理事者見解では保護者の理解を得られるよう十分に努力していくとなっていることから、本陳情については
趣旨採択にすべきであるとの意見がありました。 したがって、
挙手採決を行った結果、陳情第3号「
土居保育所の
統廃合計画の中止を求める陳情」については賛成多数で
趣旨採択とすることに決定いたしました。 続いて、
教育委員会に関係する1議案について審査いたしました。理事者から説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 綾歌図書館の
窓口業務を委託することで、そこで従事する職員体制はどうなるのか。また、
図書館長は兼務職員となるのが、その
業務割合について。 1
. 綾歌図書館窓口業務は
指名型プロポーザル方式により
受託業者を選定するようだが、どういった方法か。また、対象となる事業者はどの程度あるのか。 1
. 綾歌図書館窓口業務の委託は直営だと説明されてきたが、実態は
図書館業務の丸投げにはならないのか。 1
. 委託の場合、
図書館長が職員へ直接業務を指示することができないことから、直営で雇用したほうが合理的な運営ができるのではないか。 1
. 綾歌図書館の1日
平均利用者数について。 1
. 埋蔵文化財調査事業における調査箇所について。 以上であります。 続いて、討論に入りました。 1委員から、議案第78号中、
綾歌図書館窓口等運営業務委託料の
債務負担行為補正について、図書館の運営は
図書館協議会の答申では直営が望ましいとしており、
業務委託ではなく市が直接雇用したほうが合理的であるとの理由で反対するとの討論がありました。 したがって、
挙手採決を行った結果、賛成多数で
教育委員会に関係する1議案については原案のとおり承認いたしました。 以上で
教育民生委員会における
議案審査についての報告を終わります。
○議長(
横田隼人君) 3番
都市経済委員長 多田光廣君。 〔3番(
多田光廣君)登壇〕
◆3番(
多田光廣君) それでは、ただいまから
都市経済委員会における
議案審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 去る12月2日の本会議おいて当委員会に付託されました案件は、議案第78号「平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
関係部分外4議案であります。審査は、12月9日午後1時から
全員協議会室において、
都市整備部、
産業文化部の順で行われ、いずれも原案のとおり承認いたしましたことを、まず御報告申し上げます。 以下、審査の順をおって、その経過並びに結果について御報告いたします。 最初に、
都市整備部に関係する5議案について審査いたしました。理事者から説明を受けた後、各委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 駐車場と駐輪場で雇っている人はそれぞれ何人いるのか。 1. 各駐輪場でどのくらいの自転車が
月決め契約をしているのか。また、常時どれくらいとめているのか。 1. 5カ所の駐輪場はすべて近いところにあるが、これはすべてフル活用されていて無駄なところはないのか。 1
. 放置自転車はどのような状況になっていて、どのように処理しているのか。 1
. 議案第85号、議案第86号について、今回
指定管理者に応募してきた数はどのくらいか。 1. 前回と同じところが
指定管理者に指定されているが、新しい業者が参入しにくい状況にあるのではないか。 1
. 指定管理者の募集、選定はどのような方法でしているのか。 1
. 駐輪場の
業務委託の内容はどの程度のものか。 1
. 駐車場の
指定管理者の指定の期間が3年となっているが、利用状況にあわせて営業時間を変更せざるを得なくなった場合にはどのように対処する考えか。 以上であります。 また、各委員より次のとおり要望がありました。 1
. 指定管理者の募集については、もう少し応募する業者がふえて競争が図られるようにインターネットだけではなく、いろいろな媒体を使った方法を考えていただきたい。 1
. 駐車場、駐輪場で働く人は高齢者が多いと思われる。委託する側として最低賃金を守るのは当然のこと、夜間の巡回などそこで働く人の防犯対策についても適切なアドバイス、指導をしていただきたい。 1
. 議案第91号の
市道路線の認定については、
請願道路で早急に実施しなければならないという事情があるとのことなので、市を挙げて早期に完成できるよう取り組んでいただきたい。 1
. 議案第91号の
市道路線の認定については、今回緊急性があるということで
請願道路認定をして対応するとのことだが、
請願道路については今後もいろんな形で要望が出てくると思うので、ある一定の基準を課内でよく話し合い、確認をして対応していただきたい。 以上であります。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、
都市整備部に関係する議案につきましては原案のとおり承認いたしました。 次に、
産業文化部に関係する1議案について審査いたしました。理事者から説明を受けた後、各委員より次のとおり質疑がありました。 1. 今回、10万トン以上のため池について
ハザードマップを作成するとのことだが、丸亀市水防計画の中に記載されている
重要水防区域の中にある
重要ため池との関係はどうなのか。 1
. ため池ハザードマップの作成について、500万円かけて具体的にどのようなものを委託するのか。 1
. ため池ハザードマップの作成に当たっては、防災の観点からも市の技術者がその状況を把握しなければならないのではないかと思うが、なぜ委託するのか。 以上であります。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、
産業文化部に関する議案につきましては原案のとおり承認いたしました。 以上で
都市経済委員会における
議案審査の経過並びに結果についての報告を終わります。
○議長(
横田隼人君) 20番
生活環境委員長 長友安広君。 〔20番(
長友安広君)登壇〕
◆20番(
長友安広君) ただいまから
生活環境委員会における
議案審査の概要を御報告いたします。 12月2日の本会議において当委員会に付託されました案件は、
生活環境部に関係する「平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」の
関係部分外3議案であります。
委員会審査は、12月12日午後1時から開催し、
付託議案すべて原案を承認したことを、まず申し上げておきます。 以下、順を追って経過並びに結果について御報告いたします。 理事者から議案の説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました。 1
. 土器川公園災害復旧工事の内容について。 1
. 飯山総合運動公園整備事業の工事内容と、なぜこの時期なのか。 1
. スポーツビジョンアンケートは何のためにするのか。また、なぜこの時期なのか。 1
. アンケートの調査項目はだれが決定するのか。 1
. アンケート調査入力作業派遣業務などの場合、
派遣労働者は
個人情報をどう守るのか。また、派遣元が、
個人情報を守るため教育をしているのかどうかをどうやって確認するのか。 1
. 平成24年度
クリーン課職員が6名減る理由について。 1
. 職員採用と関連して、
し尿収集業務は最初から
民間委託ありきで検討していたのか。 1
. し尿収集運搬業務は、今後どこまで
民間委託していくつもりなのか。直営をどこまで残して、どこまで
民間委託するかというビジョンを持っているのか。 1
. 平成25年度から一部を除いて、一括で入札によって
業務委託を行うのか。 1
. 民間委託の場合、災害時に直営と比べてすぐに対応できないのではないかと考えるが、どのような体制になるのか。 1. なぜ直営にせず、1年だけ
し尿収集業務を
民間委託をするのか。 1
. 短期契約による弊害をどのように考えているのか。 1. 市が持って管理している車のほとんどを
受託業者が使う
業務委託形態は、法的に問題があると考える。直営が望ましいと考えるが、どう考えているのか。 以上であります。 また、次のような要望がありました。 1
. 派遣業務はいろんな場で
個人情報がかかわってくるので、きちんとチェックをしていただきたい。 以上であります。 続いて、討論に入り、2委員より
反対討論がありました。 1委員より、議案第78号のうち
し尿収集運搬業務委託料の
債務負担補正について、ほとんど
民間委託となった場合、災害時対応は不安があり、直接市民にかかわる業務をほとんど民間に委託することに大きな疑問を感じる。また、
業務委託形態に問題があり、1年のみという
短期契約に不自然さを感じるという理由で反対すると討論がありました。 また、別の委員から、議案第78号のうち
し尿収集運搬業務委託の
債務負担補正について、1年という
短期契約では公平公正な入札ができにくくなるということ、
民間委託が広がり過ぎて災害時対応が不安視されるという理由で反対するとの討論がありました。 したがって、挙手による採決を行った結果、賛成多数で
生活環境に関係する4議案について原案のとおり承認いたしました。 以上で
生活環境委員会における
議案審査の経過並びに結果について御報告を終わります。
○議長(
横田隼人君) 22番
総務委員長 高木康光君。 〔22番(
高木康光君)登壇〕
◆22番(
高木康光君) それでは、ただいまから
総務委員会における
議案審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 去る12月2日の本会議において当委員会に付託されました議案は、議案第78号「平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
関係部分外3議案であります。審査は、12月12日午前9時から
全員協議会室において、
企画財政部、総務部の順で行い、いずれも原案のとおり承認いたしましたことを、まず御報告申し上げます。 以下、審査の順を追って、その経過並びに結果について御報告いたします。 最初に、
企画財政部に関する審査を行いました。関係する議案は、議案第78号「平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
関係部分外1議案であります。理事者より説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました
。 議案第78号に関しましては、 1
. 社会福祉総務費寄附金の内容は
チャリティーゴルフによるものとのことであるが、これまでの収入総計は幾らになるのか。また、そのほかに恒例となっている寄附金の有無及び寄附を受けた際の
取り扱いルールについて
。 議案第90号に関しましては、 1
. 丸亀市が行った
指定介護福祉施設における具体的な技術支援などの内容及び改正に至った経緯について。 以上であります。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、
企画財政部に関する議案につきましては原案のとおり承認いたしました。 次に、総務部に関する審査を行いました。関係する議案は、議案第78号「平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
関係部分外2議案であります。理事者より説明を受けた後、委員より次のとおり質疑がありました
。 議案第80号に関しては、 1
. 派遣労働者に対する
派遣事業者による
個人情報保護に関する研修はどのように行っているのか。また、市担当課としてその内容を把握しているのか。 1
. 派遣労働者が市の
個人情報に直接かかわる業務は数多くあるのか。 1
. 個人情報が漏えいした場合、
派遣労働者だけでなく
派遣事業者も罰せられるのか。また、
派遣労働者が短期間でやめ、長期間経過した後、
個人情報を漏えいした場合はどういう手続をとるのか。 次に、議案第81号に関しましては、 1. 現在の
金山文化センターはどういう土地利用となるのか。 以上であります。 続いて、討論に入りましたが、討論はなく、総務部に関する議案につきましては原案のとおり承認いたしました。 以上で
総務委員会における
議案審査の経過並びに結果についての報告を終わります。
○議長(
横田隼人君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
委員長報告は、いずれも原案承認であります。 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。 各
委員長報告に対する質疑の通告はありません。 質疑もないようでありますので、これにて
委員長報告に対する質疑を終わります。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 7番
加藤正員君。 〔7番(
加藤正員君)登壇〕
◆7番(
加藤正員君)
反対討論を行います
。 議案第78号「丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
債務負担行為補正、丸亀市
し尿収集運搬業務委託料3,600万円について反対いたします。 この委託料は、丸亀市の
し尿収集運搬業務において現在飯山地区の2分の1、
綾歌地区の全域を
民間委託しているのを、さらに島嶼部を除いて旧
丸亀市内全域も
民間委託するというものです。そして、今回の委託料は、旧
丸亀市内全域の
し尿収集運搬業務の委託料として平成24年度1年間のみの期間での
債務負担行為の額となっています。 この件に反対する理由は3点あります。 1点目は、
委託期間が1年という短さであります。通常は3年ないし5年という契約期間であるのに対し、
し尿収集運搬業務を広い地域で請け負うには業者にとっても1年ではリスクがあり過ぎます。契約であり1年後の保証はないわけですから、入札に参加する業者もかなり限定されるものになることが予想されます。それでは正常な入札行為が行われるとは言えません。 2点目は、今回の契約は市内のほかの地域の契約更新とあわせようという、いわばつじつま合わせを行おうとしているわけで、何としても
民間委託しようという理事者側の姿勢を感じます。職員が少ないのであれば、この1年だけは例えば臨時職員などでの対応でもいいのではないかと思います。 3点目には、この結果、
し尿収集運搬業務は島嶼部と飯山地区の2分の1を除いて市内のほとんどが民間業者になり、災害時の緊急対応に支障を来すことが予想されます。この点も問題だと思います。 改めて申し上げますが、今回の問題は公共サービスと
民間委託の問題です。私たちは日常生活する上で、医療、介護、教育、産業振興などなど、さまざまなサービスを受けています。これが公共サービスです。この公共サービスは、行政が直営で行う場合や
民間委託、
指定管理者制度の場合、また市民との協働で行う場合もあります。すべてを業者が直営でできるものではありません。民間業者や市民との協働で行ったほうがいい場合もあります。 ただ、重要なのは、公共サービスの質であります。私たちが生活する上で、この公共サービスが安全で安心なものになっていないといけないわけです。公共サービスは市民のためにあります。市民にとって質のよい、安全で安心なものが提供されないといけないわけです。その責任は当然国や自治体にあるわけです。ですから、丸亀市は丸亀市民に質のよい、安全で安心なサービスを提供する責任があるわけです。事故があったり、欠陥があったりしてはいけません。
民間委託する場合も市民生活の安全・安心の確保を第一に考えなければなりません。民間業者にコスト削減を求め過ぎると質の低下となってあらわれてきます。 一方で、独占的になった業者は利益をひとり占めすることになります。このことは、さきの小泉内閣の小さな政府論によってコスト削減を求め過ぎ、事故も起き、安全・安心が揺らいだことを思い起こせば明らかです。また、自己責任のもと、淘汰が繰り返され、格差が広がってきております。私たちは小さな政府ではない、また大きな政府でもない、いわば丸亀型の地方政府による公共サービスをつくり上げていかなければならないと思います。そのためには、何でもかんでも
民間委託したらいいわけではありません。その対象範囲も地域も選ばなければならないでしょう。また、
民間委託業者が独占的にならないよう行政と民間業者が自立した関係のもとで入札契約がなされなければなりません。当然正常な入札行為が行われるよう
委託期間、委託金額などを考慮しなければなりません。安かろう悪かろうにならないようにすることで、市民への公共サービスの質の確保がなされるのだと思います。 その意味で、今回の
債務負担行為の補正においてこの1年間の契約期間というのは大いに問題があり、反対いたします。 以上、反対意見を述べまして討論とします。
○議長(
横田隼人君) 15番 尾崎淳一郎君。 〔15番(尾崎淳一郎君)登壇〕
◆15番(尾崎淳一郎君) 日本共産党市議団を代表して
反対討論を行います。 反対するのは、議案第78号「丸亀市
一般会計補正予算(第3号)」中の
債務負担行為補正、
綾歌図書館窓口等運営業務委託料1,860万円、丸亀市
し尿収集運搬業務委託料3,600万円の2点についてです。 まず、
綾歌図書館窓口等運営業務委託料1,860万円についてです。 これは、綾歌図書館の運営形態を現在の派遣職員での対応から民間への
業務委託に切りかえ、平成24年度から平成26年度の3年間の歳出予算を確保しようとするものです。私たちは、綾歌図書館の業務を
民間委託することで起こる2つの問題点、1つ、職員がすべて委託事業所の職員になり、業務の一部どころか実際は全面委託であること。2つ、現在の派遣職員の体制と違い、
図書館長が直接業務への指導監督ができないという不合理な体制となること。そして、この2つの矛盾も直営での運営に戻せば解決するということを質疑、委員審査の中でただしました。理事者は、図書の選定など中枢業務は中央図書館で責任を持ってするので、業務の全面委託ではないと説明しますが、問題は綾歌図書館の日々の実態です。
図書館長は市民総合
センター長との兼務です。図書館に常駐しているわけではありません。日々市民に接するのが委託職員だけという綾歌図書館の姿が問題だと言っているのです。また、市職員の
図書館長の指導は現場責任者を通じて従業員に伝わるという答弁でしたが、なぜわずか二、三名の委託職員に直接館長が指導助言できない体制を選ぶのでしょうか。また、
業務委託は、委託先の事業所もその従事者もかわっていくのですから、継続性の保証は当然ありません。丸亀の現在と未来の文化を創造する市立図書館を実現するためにも、
図書館協議会の答申にあるように図書館運営は実質的にも直営を堅持すべきだと考えます。 次に、
し尿収集運搬業務委託料3,600万円は、
し尿収集業務の委託地域を平成24年度からさらに広げ、島嶼部を除く旧丸亀地域も
民間委託とし、その1年間の歳出予算を確保しようとするものです。これによって、直営での
し尿収集業務が残るのは島嶼部と飯山地区の半分となります。市民の生活に直結する事業は、基本的に直営で実施すべきです。この
し尿収集業務についても、災害時などの対応のため直営を残しておかなければならないとしながら、今回の提案でほぼ旧丸亀全体を民間に任せることになります。これでは、緊急時への対応に大きな不安を抱きます。また、本来なら受託会社が準備しなければならないし尿収集車をわずか月額1万5,000円で市が貸し出すなど、請負の形態としては問題を抱えたままであり、これをさらに拡大することには賛成できません。 今回の
図書館業務、
し尿収集業務、いずれも
民間委託を広げるという提案です。職員がいない、臨時職員では継続性がない、だから
業務委託だと言いますが、必要な職員は雇うのが当然の姿です。市民の生活を支えるところ、文化をつくっていくところに市として計画的に職員を採用し、蓄積された経験や技能を継承していかなければ自治体として将来市民に責任を持つことができないのではないでしょうか。民間にできることは民間にという考え方は改めることをいま一度求め、日本共産党市議団の
反対討論といたします。
○議長(
横田隼人君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) ほかに討論もないようでありますので、これにて討論を終わります。 これより採決をいたします
。 議案第78号から議案第91号までの各案を一括して採決いたします。 件名は事務局長をして朗読いたさせます。 〔事務局長(山本一清君)朗読〕 ───────────────
議案第78
号 平成23年度丸亀市
一般会計補正予算(第3号)
議案第79
号 平成23年度丸亀市
駐車場特別会計補正予算(第1号)
議案第80
号 丸亀市
個人情報保護条例の一部改正について
議案第81
号 丸亀市
隣保館条例の一部改正について
議案第82
号 丸亀市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第83
号 指定管理者の指定について(
広島デイサービスセンター)
議案第84
号 指定管理者の指定について(丸亀市綾歌健康づくりふれあい
センター)
議案第85
号 指定管理者の指定について(大手町第一駐車場ほか6施設)
議案第86
号 指定管理者の指定について(
丸亀駅西自転車駐車場ほか4施設)
議案第87号 新たに生じた土地の確認について(丸亀市昭和町
地先公有水面埋立地)
議案第88号 町の区域への編入について(丸亀市昭和町)
議案第89号 字の区域の変更について(丸亀市飯山町
東小川字下川井及び字五反地)
議案第90号 中
讃広域行政事務組合規約の一部変更について
議案第91号
市道路線認定及び変更について(岸ノ上東西7号線及び柞原町
上所大林下線) ───────────────
○議長(
横田隼人君) 以上の各案については、先ほど
反対討論がありましたので、起立により採決いたします
。 議案第78号から議案第91号までの各案をいずれも
委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者=起立〕
○議長(
横田隼人君) 御着席願います。 起立多数であります。 よって、議案第78号から議案第91号までの各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(
横田隼人君) 日程第3、この際報告をいたします。 去る11月30日所管の
教育民生委員会に付託いたしました陳情案件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります陳情審査結果一覧のとおり、委員長から審査の終了報告が参っております。この審査結果の報告につきましては、陳情第2号は
趣旨採択、陳情第3号は
趣旨採択であります。本件につきましては、会議規則第138条の規定に基づき、請願書の例により処理いたしたいと思いますので、御了承願います。
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△日程第
4 議案第92号
○議長(
横田隼人君) 日程第4、議案第92号「丸亀市市税条例の一部改正について」を議題といたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 市長
新井哲二君。 〔市長(
新井哲二君)登壇〕
◎市長(
新井哲二君) 提案理由を申し述べます
。 議案第92号、丸亀市市税条例の一部改正につきましては、東日本大震災に係る雑損控除額等の特例規定について、災害関連支出については平成23年度分の確定申告書等の提出の日の前日までに提出したものに限るものとすることとした地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
○議長(
横田隼人君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第92号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第92号は、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入ります。 質疑の通告はありません。 質疑もないようでありますので、これにて質疑を終わります。 これより討論に入ります。 ただいまのところ討論の通告はありません。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 討論もないようでありますので、これにて討論を終わります。 これより採決いたします
。 議案第92号「丸亀市市税条例の一部改正について」を原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第92号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△日程第5
議員派遣第4号
○議長(
横田隼人君) 日程第5、
議員派遣第4号「
議員派遣について」を議題といたします。 お諮りいたします。 地方自治法第100条第13項及び会議規則第159条の規定により、お手元配付のとおり
議員派遣を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、
議員派遣第4号「
議員派遣について」は、お手元配付のとおり
議員派遣を行うことに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま議決されました
議員派遣について変更を要するものについては、その措置を議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、
議員派遣に変更がありました場合の措置については、議長に一任することに決定いたしました。 会議の途中ですが、ここで10分間程度休憩いたします。 〔午前10時46分 休憩〕 ─────────────── 〔午前10時56分 再開〕
○議長(
横田隼人君) 休憩前に引き続き会議を続行いたします。
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△日程第6
意見書案第7号
○議長(
横田隼人君) 日程第6、
意見書案第7号「
障害者総合福祉法(仮称)に
福祉部会の提言を盛り込むことを求める意見書」を議題といたします。 提案理由は、提出者にかわり事務局長をして朗読いたさせます。 〔事務局長(山本一清君)朗読〕 ───────────────
意見書案第7号、本
意見書案の趣旨は、内閣府に設置された障がい者制度改革推進本部の障がい者制度改革推進会議総合
福祉部会が作成した
障害者総合福祉法(仮称)の骨格に関する総合
福祉部会の提言に基づいた
障害者総合福祉法(仮称)が策定されるよう、政府並びに国に対し強く求めるものであります。 以上、よろしく御賛同を賜りたいのであります。
○議長(
横田隼人君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
意見書案第7号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、
意見書案第7号は、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 本
意見書案に対し、御意見等はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御意見もなければ、これより採決いたします。
意見書案第7号「
障害者総合福祉法(仮称)に
福祉部会の提言を盛り込むことを求める意見書」を原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、
意見書案第7号は、原案を可決することに決定いたしました。 なお、ただいま可決されました意見書は、地方自治法第99条の規定に基づき、本文中に明示された各提出先へ送付する等措置いたしますので、御了承願います。
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△日程第7
議会改革特別委員会の
中間報告
○議長(
横田隼人君) 日程第7、
議会改革特別委員会の
中間報告を議題といたします。
議会改革特別委員会に付託中の議会改革について、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会より
中間報告を行いたいとの申し出がありますが、これを認めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
横田隼人君) 御異議なしと認めます。 よって、
議会改革特別委員会の
中間報告を求めることに決定いたしました。 5番 議会改革特別委員長 内田俊英君。 〔5番(内田俊英君)登壇〕
◆5番(内田俊英君) 議長よりお許しをいただき、
議会改革特別委員会から
中間報告をさせていただきます。 昨年12月定例会におきまして発足を見ました当委員会は、2月15日初会合において私内田を委員長に、松永恭二議員を副委員長にお選びいただき、これまで16回に及ぶ委員会、9回にわたる作業部会を経て、市民の皆様に御検討いただくための素案を準備することができました。 これまでにもケーブルテレビでの中継や対面方式の議場の整備、議会だよりの工夫など、
丸亀市議会はその都度改革を行ってまいりましたが、議会のあるべき姿についてどういう問題点があるのか、市民から見て議会はどうなのかという観点から考え得るあらゆる問題点を抽出。その改善のためにはどのようにすればいいのかにつき5つのテーマを掲げ、項目を整理しながら討議のスケジュールを決めました。 冒頭、まずは先進地の事例に学ぼうと、1つには議会基本条例制定と議会改革の先鞭である北海道栗山町から当時の議会事務局長中尾 修氏を招聘し、講演を聴講。続いて、委員10人プラス有志議員の構成で、伊賀市など先進5つの都市を分担して視察。こうした研修成果は、これまで議会だよりにも掲載をし、市民の皆様に御報告いたしました。その後は、着実に5つのテーマに沿って審議を進めました。 その5つのテーマとは、1番、開かれた議会にする、2番、市民参加を進める、3番、行政のチェックを強化する、4番、審議を深める、5番、政策提案型議会にする。以上の5点です。それらを実際にどう展開するのか。討論の場面では本当にちょうちょうはっしのやりとりが繰り広げられました。 いよいよ条例文案の検討開始というところで、明治大学の牛山教授にお越しをいただき、最新の情報を交え、セミナーを開催しました。そして、ここにすべての議員諸氏の御賛同を得て、素案の確定を見、年明けより市民の皆様にお示しいたす予定としております。 条例素案につきまして、簡潔に説明をさせていただきます。 先ほど申し上げました5つの柱をそのまま条例の章の名称に用い、条文の意図するところをわかりやすく整理いたしました。 1番、開かれた議会にするの章では、議員個々人の賛否態度を市民に公表することとしたほか、正副議長の選出について原則として立候補制を採用することで、市民の皆様から選出のプロセスが見えるようにいたしました。さらにまた、議会の内容を市民にお知らせする議会報告会を設けることも明文化するとともに、広報広聴委員会を設置してさらに開かれた議会を目指すことにしました。 2番、市民参加を進めるの章では、市民からの御意見を受けとめる仕組みとして公聴会制度の活用のほか、必要に応じて市民との意見交換の場を設けることとしました。また、請願、陳情も重要な市民からの政策提言でありますので、提案者の御要望があれば意見を述べていただくことも可能といたしました。 3番、行政へのチェックを強化するの章では、市民生活にかかわる重要な市の計画についてこれを議会の議決事項とするほか、議会のチェック機能を高めるために提案者である市長に対し、一定の説明資料を求めることをルール化いたしました。 4番、審議を深めるの章では、議員各人の判断により、質問の仕方について一問一答方式も選択可能としました。さらに、答弁する側である理事者が議員に反問ができる仕組みを導入しました。そして、議員間で自由な討議を行うことを旨とし、討議を通じて審議を深めることを規定しました。 5番、政策提案型議会にするの章では、政務調査の活動を通じ、議員各人が政策立案能力を高めるよう定めるとともに、政策討論の場を設けることもできることとしました。 最後に、この条例が真にその目的を達成しているのかについて検証を加え、適切な措置を講ずることを規定しています。 以上、条例素案の概略について説明いたしました。 ここで、今後の日程について決定していることを紹介させていただきます。 明けて1月4日より1カ月間、2月2日まで、議会のホームページ上や所定の場所でパブリックコメント、市民の皆様からの御意見をいただく期間を設けます。また、並行して、来る1月13日午後6時半、綾歌中学校区の皆様を対象とした栗熊コミュニティ
センター会場を皮切りに、市内6つの中学校区単位で今回の議会改革や議会基本条例案文について説明をさせていただき、御意見、御要望をいただく場を設けた次第です。詳しくは1月号の市広報また回覧板でお知らせをすることとし、いずれの会場にも御自由に御参加いただけることにしました。同時に、報道関係の各位にも別途御協力をお願いいたすことにしております。 以上、
議会改革特別委員会からの
中間報告とさせていただきます。
○議長(
横田隼人君) 以上で委員長の
中間報告は終わりました。 以上で今期定例会に付議されました案件の審議はすべて議了いたしました。 なお、閉会に先立ちまして、慣例により年末のあいさつを申し上げます。 なお、本年納めの議会となります12月定例会の閉会に先立ちまして、高いところからまことに僣越ではございますが、一言ごあいさつ申し上げます。 ことしも国内外において悲しみ、喜びに涙するさまざまな出来事がございました。その中でも3月11日に発生した東日本大震災は、日本に、我々日本人の心に深く深く刻み込まれる歴史的な出来事となりました。東北から関東地方にかけての太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらし、死者、行方不明者約2万人、建物の全壊、半壊は30万戸以上という過去に例を見ない大災害となりました。また、福島第一原発では、地震と津波のため原子炉の冷却機能が失われ、放射能汚染が広がり、農業、漁業等に大きな打撃を与えたとともに、原発周辺一帯の住民は9カ月余りたった今もなお避難生活を余儀なくされている状態が続いております。さらに、9月には、2つの台風が相次いで日本に上陸、記録的な豪雨による災害で本市も2名の方が亡くなり、全国各地においても100名を超える犠牲者が出るなど、たび重なる自然災害に、自然の力に人間はなんと無力であるかということを切実に感じさせられる年となりました。被害に遭われました多くの方々に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願うものであります。 しかしながら、その一方で被災地の復旧、復興の支援や昨年末から全国的な広がりを見せたタイガーマスク運動などを通して、我々日本人の意識の中で薄れかけていた地域の支え合い、人への思いやり、家族のきずなの大切さを再認識させられた年でもあり、頑張ろう日本のスローガンのもと、復興を願う国民の心が一つになった年ではなかったでしょうか。7月には、丸亀が発祥と言われる女子サッカー、飯野町出身の前田君がコーチを務めるなでしこジャパンが、ワールドカップドイツ大会において数々の劇的な勝利の末に優勝という快挙をなし遂げ、彼女たちの最後まであきらめない姿勢は震災で沈んでいた日本に元気と勇気、そして感動を与えてくれました。また、これらの災害を教訓として、全国各地において防災や危機管理意識が高まり、本市でも防災ずきんの配付や津波避難ビルの指定など災害に備える取り組みが行われました。 国政においては、ことしもまた総理がかわり、震災復興と経済危機対策を最優先課題に挙げ、野田内閣が誕生いたしましたが、震災から8カ月もたった先月末にやっと第3次補正が成立するという始末であり、余りにも遅い国の対応、与・野党を問わず国会議員の姿勢に不満を感じるのは私だけではないと思います。しかしながら、この財源の手当てが被災地の復興を加速させることとともに景気対策の起爆剤になればと願うばかりでございます。 国会議員みずからの身を削ることもなく、議論だけが進む社会保障と税の一体改革や今後の復興支援のあり方など、国の動向が依然として不透明な中、本市では来年度からスタートする総合計画の後期基本計画の具現化や定住自立圏域における連携可能な具体的取り組みをまとめていかなければなりません。一方、ハード面では市民球場の建設に着手するほか、夏には競艇場の新スタンドが完成する予定となっております。さらなる競艇収益の向上に資するものと確信しております。どうか完成の暁には、大勢の方々に御来場いただきますようお願い申し上げます。地方分権の進展が加速され、地方自治体の真価が問われる今、我々市議会も本市の発展のため、理事者ともども全力で取り組んでいく覚悟であります。 先ほど、
議会改革特別委員会の内田委員長から御報告がございましたが、市議会はこの1年間、市民に開かれ、市民とともに歩む議会を実現するため、その理念や活動原則を定めた議会基本条例の制定を目指し議論を重ねてまいりました。年明けには、条例案に対する御意見をお聞きするため、パブリックコメントを実施します。また、市民と語る会と称して、議員が中学校区単位で各地区にお邪魔し、議会改革の目的や議会基本条例案の説明に伺う予定にしております。どうか市民の皆様、ぜひ多数の御参加をいただき、さまざまな御意見をお聞かせいただきたいと存じます。 我々
丸亀市議会といたしましては、来るべき年を議会改革元年と位置づけ、議員個々の資質の向上はもとより、市民の負託にこたえられる議会の実現に向けて努力してまいりますので、市民の皆様、理事者の皆様、どうか御期待の上、御協力をお願い申し上げます。 最後になりましたが、この1年、市民の皆様、報道関係の皆様におかれましては議会に対して何かと御助言、御指導を賜り、厚く御礼申し上げます。 長期予報では、この冬は厳しい寒さになることが予想されています。皆様にはくれぐれも御自愛の上、よい年を迎えられますよう祈念いたしまして、1年の締めくくりのあいさつといたします。1年間どうもありがとうございました。(拍手) 引き続きまして、市長からあいさつの申し出がありますので、これを許可いたします。 市長
新井哲二君。 〔市長(
新井哲二君)登壇〕
◎市長(
新井哲二君) ただいま議長からお許しをいただきましたので、年末のごあいさつを述べさせていただきます。 まずは、今議会に提出いたしました議案をすべて御議決いただきましたことに対しまして、お礼を申し上げる次第でございます。 さて、ことしも残すところ10日ほどになりました。この1年を振り返ってみますと、3月11日に発生した東日本大震災は過去に例がないほど広範囲で多くの都市機能を破壊し、たくさんの犠牲者を出すなど、地震そのものの被害とその後に押し寄せた津波、また原発事故による放射能汚染との三重の被害となりました。また、9月の台風12号による被害も平成に入ってからは日本最大のものとなってしまい、改めて自然の力の強大さと怖さを認識させられたところでございます。被害に遭われた方々には謹んで哀悼の意をささげますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。 本市では、この東日本大震災による地震、津波の甚大な被害を教訓として、市内の幼・保、小・中学校等に防災ずきんを配備するとともに、沿岸部においては津波から一時的に身を守るための緊急避難場所となる施設を10カ所、津波避難ビルとして指定を行う一方、市内の全コミュニティに自主防災組織が結成されましたことから、自分たちの地域は自分たちで守るという意識高揚のため、各地域で防災訓練等を実施いたしました。今後は、国、県の動向を踏まえながら丸亀市地域防災計画を見直すとともに、防災訓練等を実施しながら、さらなる防災力の向上や強化に取り組んでまいる所存でございます。 さて、国政に目を転じてみますと、現下の民主党政権はTPP交渉の参加表明による問題を初め、社会保障と税の一体改革である消費税率の引き上げ問題など深刻な財源難の中、国民生活にとって非常に密接な案件も含めた来年度予算編成の調整は混迷をきわめ、先行き不透明感が否めない不安定な状況にございます。また、現在の経済情勢は、歴史的とも言える円高や欧米ユーロ圏の関係諸国の景気の減速懸念、そしてデフレ状況が続くなど、経済活動の低迷によって依然深刻な不況下にあり、本市を含め地方自治体の行財政運営にも大きな影響があるものと考えております。 そのような中、私は市民の皆様に将来にわたる安定した行政サービスを提供するため、行政運営の基盤となります財政の健全化が第一と考え、市長として先頭に立ち、本年度におきましても財源の確保、行政コストの削減、事務事業の抜本的な見直し、民間活力の導入、人材の育成や
窓口業務の改善など、改革、改善の道を突き進んでいる状況であります。そして、本年4月からは、市民目線での行政サービスの向上を念頭に置き、本館1階に社会関係課を、別館2階に水道関係課を集約するとともに、産業や観光振興、また地域づくり事業の推進を図るため、産業振興課や文化観光課、また地域振興課を新たに編成する等、機構改革を行いました。さらに、行政は究極のサービス業であるという原点に立ち返り、市民の満足度向上と多様なニーズへの対応に取り組みますとともに、創意と工夫により、市が保有する限られた資源を最大限に活用し、時代の要請にかなった行政運営をこれからも推進してまいる所存でございます。 一方、本年7月1日には定住自立圏構想の中心市宣言を行い、各自治体が持つさまざまな資源を行政圏域を超えて補完し合い、その協力や連携等の関係を築くことによって安心して暮らせる地域社会を形成するため、その中心的な役割を果たす意思を表明するとともに、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町の1市3町と圏域を形成する中で基本方針や今後の連携が予定される取り組み事項の確認を行いました。そして、来年からは、それらの協定締結に向けての協議と圏域全体の将来像や具体的取り組みを示す定住自立圏共生ビジョン作成を進めてまいります。 そのほか、大河ドラマに京極丸亀藩とゆかりのある浅井三姉妹の次女、初が登場した機会をとらえて、丸亀城バサラ京極隊によるおもてなし事業の推進や京極家をイメージした武将のゆるキャラ京極くんのデビュー、また骨つき鳥せんべい、チップ等の開発、販売を行うなど積極的なPR事業を展開した結果、丸亀城天守の入場者数が過去最高となる6万人を超えるなど、京極のまち丸亀を全国に発信してまいりました。そして、来年もこのブームが一過性のものとならないよう、中津万象園や丸亀市猪熊弦一郎現代美術館などの文化資源や讃岐富士や塩飽諸島などを絡め、京極のまち丸亀を全国に発信するとともに、ことしからの取り組みであります文化観光大使の方々の御協力も得ながら、観光客誘致につなげるさまざまな事業を展開してまいりたいと考えております。 以上、一年を振り返り、これからの課題を申し述べさせていただきましたが、来年も引き続き市民の皆さんとともに笑顔で元気なまちづくり、ふるさと丸亀の基盤づくりをより強く実践するため全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましては引き続き一層の御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げる次第でございます。 そして最後になりましたが、報道関係各位におかれましては、日ごろの御協力に対しましてこの場をおかりして厚くお礼を申し上げます。 これから年末に向けまして、寒さが一段と厳しさを増します。市民の皆様方また議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、元気で新春をお迎えになられますよう心からお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。ことし1年間まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
横田隼人君) これをもちまして今期定例会は閉会といたします。 御審議、お疲れさまでした。 〔午前11時22分 閉会〕 ─────────────── 地方自治法第123条第2項の規定による署名者 議 長 議 員 議 員...